冬なら手前の緑も白一色。なにしろここは「モンテローザスキー」という名のスキー場なのだ。

最初の湖へ戻りながら次なる目的地へと進むのだが。

陽光に満ちたシャンポルックの街を早速歩いてみる。モンテローザスキーで来たことがあるのは、このアヤス渓谷と山を南北に挟んだ、もう一つ谷、グレッソネイ渓谷のトリニタという街だった。

そんなわけで、同じ州に山を挟んだ所に行ったことがあるからか、初めてのシャンポルックなのだが、どこか懐かしいヴァッレダオスタの街並みと思えるのである。

シャンポルックのメインストリートを真っ直ぐ進めばサンジャック。左に登ればアンタニョー。いずれもヴアヤス渓谷の典型的なヴァッレダオスタの村の佇まいなのである 。

伝統的なアルプスの村。水場や牧草を貯蔵する造りになっている家屋が

最初のホテル改装工事のため、勧められたのがこの村のホテルだったが、山の上で動きが制約されるので断った。

もう山の上のクレストにやってきた。街から出ているテレキャビンに乗ったのだから、あっという間で汗ひとつかかないうちに標高は１９００�bだ。

山の上だからといってもピッツエリーアもあるし、

山の上の村の家屋にもトレッキングコースの案内標識がある。この案内板に従って進めば道に迷うことはない。、

歩き始めてから丸一日。ようやくシャンポルックの村が見えるところにやってきた。
初日にしてはよく歩いた。出会うものみな新鮮に写る。遠くまで来た甲斐があった。